『ブリッツ』
主演はジェイソン・ステイサム兄貴
監督はエリオット・レスター、初めて聞く名前です。
思いのほか面白かったのでなんで面白かったか書いてみよう。
寝ているステイサムを俯瞰で撮るファーストショット、
起き上がる顔をなでる、酒を注ぐ飲む、カメラ引いて立ち上がる、
後頭部ナメで窓の外、部屋の中ハーリングのスティックとる、
外を歩いている、車泥棒が泥棒中、ステイサム無双ぼっこぼこ、
「俺とやるなら武器を選ぶんだな」、立ち去るステイサム。
始まって10カット以内にステイサム兄貴の無双ですそう、射精です。
関係ないけどステイサムは口の周りを撫でるのクセなんですね
上手の人が兄貴の相棒コンシダイン |
チナミに観終えて思い出すままに書いていくので時系列ではありません。
ステイサムが署にいます、
というカットは全て同じサイズで机の向こうにちょこんと座ったステイサムという画です。
ステイサムに話をしにくる同僚は
みんな同じテーブルでコーヒーを飲んで同じ画角の切り替えしで会話をしています。
カフェステイサムへようこそ |
ステイサムとコンシダインが出てきた、犯人が出てきた、
と全く同じ画角でトラックバックするのを繰り返しています。
この監督はこのようにしてリズムを作るのが好きなんですね。
同僚の妻が死んだようです。
酒を勧めて自分は飲みませんがその後飲み屋で痛飲に付き合ってます。
撃たれた女性警官、そこに降り注ぐ雨がまるで打ち抜かれて飛び散った血のように
アスファルトを濡らしていく演出が良い。
婦警を助けて殺された兄ちゃんはキリストのように両手を広げ逆さに倒れていた。
倒れた死体たちどうなってたと思い返しましたが
そういや車の中で死んでたやつが一人いたな。
もういいや。
犬を連れた兄ちゃんに尋問しているときにビールを飲んでます。
「メモはとらないの?」「ペンは持たねえよ」と答えてグビ~流石ステイサム兄貴。
酒のませねえと犬に喰わせる |
しかしステイサムは良く飲んでたなあ
何回飲んでたのか数えてみよう。
タレコミ屋に金をせびられてケルトの血をなめんじゃねえと脅しますなんじゃそら。
ビールにタバコを投げ込んでブランデーとスコッチを勝手にオーダーして飲みません。
ああそういえばコンシダインと飲んでたポチーンはアイルランドの焼酎ですね。
アイリッシュという設定をさりげなく見せてるのね、良いね。
ノッキンポチーン90度ありますよ |
コンシダインのところでウイスキーを飲んでるよ。一杯並ぶ酒瓶を見て
「こりゃあ家から出ないぜ…」と喜んでます。俺もそう思うよ兄貴。
パソコンを使えないステイサムを手伝う婦警さんの胸元が開きすぎていて良いです
この婦警さんとのやりとりは二回あるのですが二回とも胸元が開きすぎています。
しかもちょこちょこセクシャルなやりとりが挿入されるので2人がイチャつくんじゃないか、
という良いテンションが生まれています。
このテンションはステイサムが重要な発見をするというシーンで彼女がシリアスになるという演出を引き立てています。関係ないけどこのくだりで僕もうこれの使い方覚えたの!というカンジでパソコンの前に座っているステイサムが可愛いです。
タレコミ屋が殺された店でウイスキーをタダ飲みしてます。
「酒くれ」
「準備中だよ」
「てめえなめてんのかオマエが言っていいのは“氷はいれますか”だけだ、やりなおし」
「酒くれ」
「こ、こ、氷はいれますか」
「てめえはバカか!そんなモンいれるわけねえだろうが」
グビグビ~
「代金は…」
「準備中なんだろ?」立ち去る。
アウトレイジですステイサム兄貴最高です。
駐車場警備員のお菓子をパクリます。
驚く警備員に食いかけを放って「食っていいぜ?」
最高ですステイサム兄貴についていきます。
ステイサムの同僚刑事と婦警がデイトするシーン
2人が目線を絡ませながらグラスに口をつけているカットは良いです。
キスを予感しながら男と女は見つめあい、グラスに口づけるわけです。
襲われた婦警の家でウイスキーをパクリます。
「勝手に飲むのか?」
「わかりゃしねえよ」
もう言うことがないです。
ステイサムと犯人の追いかけっこは飛び降りて着地する犯人、飛び降りて着地するステイサム、ローアングルで捉える足、というカットでリズムを作っています。なかなか良い。
というわけで数えてみたら(記憶の範囲で)8回飲んでますしかもほとんどタダ酒。
ステイサム兄貴とつるめば
一日中タダ酒飲み放題ということがわかる
素晴らしい映画でした。
兄貴!俺、アル中かもしれない!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿